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堀池 寛; 秋場 真人; 小原 祥裕; 奥村 義和; 田中 茂
Phys.Fluids A, 30(10), p.3268 - 3275, 1987/10
ハイパワー磁気マルチポールイオン源でのアーク放電中のパワーフローの実験を行った。ラインカスプを横切る方向でのパワー束分布を熱電対でできたプローブにて測定し、カスプ部でのプラズマの洩れはイオンラーマ半径の二倍の幅を持っていることを確認した。更にプローブで求めたパワー束の分布の積分値を冷却水温度上昇より求めた熱負荷と比較することによりパワー束の絶対値を決定した。普通の放電条件にてアノード壁のカスプ部には500W/cm以上の熱が集中していることがわかった。また中性の粒子によって伝えられるパワーが、全アーク電力の1/3にもなることが示された。引出し電極への熱負荷より、引出し電極近くのソースプラズマの組成を評価できた。
藤村 薫
Phys.Fluids A, 30(4), p.1216 - 1218, 1987/04
高温伝熱機器の流体振動の発生原因に挙げられる流れの不安定波の挙動を解析する際、Landau定数を求めることが必要となる。Landau定数には2通りの定義があり、両者の相違点についてこれまで大まかな議論しかされていなかった。ここでは平行平板間を流れるポワズイユ流を対称に両者の差異を定量的におさえた。